「こんなこと勉強して、将来何の役に立つの?」
子どもの頃、誰しもが一度は疑問に思いませんでしたか?
(特に数学の連立方程式を解いてる時なんかに、ふと頭に浮かんできたり…)
この手の質問は実際によく子ども達の口から出てくるので、もう僕の中で一つのテンプレ回答があるんですよ。
それは…
「自分の将来、もう分かるの?」
この一言に尽きます。
(本来、質問を質問で返すのは良くないという事は重々承知なのですが、それでも敢えて言います)
自分が将来どんな職業に就いていて、どんな知識が必要なのかが現段階で既に分かっている小中学生なんかいる筈がない。
というか、仮に分かっていたとすると、それって人生の選択肢が皆無ってことじゃないですか?
それ、メチャクチャつまんなくない?
何というか、この「将来何の役に立つのか?」という疑問って
「なんで勉強しないといけないの?」
っていう疑問と同じだと思うんですよ。
(コレもよく子どもに聞かれる質問ですねー)
そして、どちらも悩みの根本が同じものだから、僕の回答も決まって同じ言葉。
ただ、それでも納得できないという子も勿論いるわけで、そういう子にはもう少し具体的に、こちらの意図を直接伝えるようにしています。
「何の役に立つかは将来による。どんな将来でも選べるように、どんな将来を選んでも困らないように勉強するんだよ」
――と。
寺子屋カレッジでは、奥能登に住む子ども達の将来の選択肢を一つでも増やすため、ひいては将来の可能性を少しでも広げるために、日々指導に励む所存です。
これからもどうぞヨロシクお願い致します。